愛知県指定無形民俗文化財「祖父江の虫送り」をお昼から行ってきました。
尾張の虫送り行事のうち、祖父江で行われる虫送り行事の特徴は、麦ワラで作成される大きな実盛人形にある。
当日の日中に、作成される実盛人形は、笠と刀をつけ、馬上で手綱を取るほぼ等身大の勇ましいものである。
同時に松明も作られる。日暮れの頃、高張り提灯を先頭に、実盛人形、松明と続く虫送りの行列が、
鐘・太鼓の響きに導かれ、水田の虫を追いながら、集落内を練り歩く。最後に燃え残った松明とともに、
実盛人形を燃え盛る炎の中に投げ込み、昇天させ、行事は終了です
今から約800年ほど前,世の中が平氏と源氏に分かれて激しい戦いをしていたころ,平氏の武将に斎藤別当実盛
(さいとうべっとうさねもり)がいた。実盛は戦いの中,稲の切り株に馬の足をとられ,落馬したところを敵に討ち取られた。
実盛はそれを恨みに思って,毎年,稲を荒らす害虫になったと伝えられている。その害虫を追い払うために行われてきたのが
虫送りである。愛知県無形民俗文化財に指定されている。
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